2016年入社 支店管理薬剤師
私は、支店の管理薬剤師として、大きく分けて薬事関連業務、品質管理業務、医薬情報業務、教育関連業務の4つの業務に携わっています。薬事関連業務では法令に関する業務として医薬品医療機器等法に基づく様々な事項の確認、免許や届出の管理などを行います。
品質管理業務では、医薬品及び倉庫の点検や確認を行い、商品の安全管理の徹底を行っています。
医薬情報業務では、DI(Drug Information)やPMS(製造販売後の安全管理や調査・試験)を行ったり、MSなどの社員だけでなくお得意先からの問い合わせ対応も行っています。
教育関連業務では、社員(MSや配送係)の教育をはじめ、自分自身も講習会などに参加して知識を深め、その情報を社員へフィードバックしています。
出勤後は、まず管理薬剤師が関わる規制商品の発伝業務、麻薬・覚せい剤原料などの出庫を行い、支店のミーティングに参加します。このミーティングでは製薬企業から製品の説明を聞いたり、営業の方々の1日の動向を知る時間となります。
その後は、倉庫の品質管理に基づく温度管理、期限管理、衛生管理等の点検、麻薬や覚せい剤原料の発注や入出庫作業・在庫調査、資料作成や問い合わせ対応等のDI業務、MS研修等の教育関連業務を行います。日によっては、外部研修に出させていただくこともあります。
私のいる支店では、薬剤師は私のみ在籍しています。しかし、孤立していると思ったことはありません。日頃より、支店内のMS、業務係、商品係、配送係と頻繁にコミュニケーションをとって、お互いサポートしながら仕事をしていると感じています。また、困ったときには、専門的なことはもちろんのこと、些細な疑問に対してもアドバイスをくださる薬事統括部、他支店の管理薬剤師、その他たくさんの部署の方々が支えてくださり、心強いです。
就職を考えはじめた頃、薬剤師の就職先に医薬品卸という選択肢があることを知りました。その後、薬学生実務実習でケーエスケーを見学する機会があったので、わくわくしながら参加したのを覚えています。当時、物流センターと支店の両方を見学させてもらいましたが、対応してくださった方々の仕事をしている雰囲気が良かったのがとても印象的でした。私は、その雰囲気に魅かれて入社を決めました。
コミュニケーション能力のある人が向いていると思います。
大学では、薬剤師はコミュニケーション能力が大切だと言われてきました。それは患者さんと接する病院や薬局での話だと思っていましたが、医薬品卸の管理薬剤師も決して例外ではないことを痛感しています。社内での関わりはもちろんのこと、お得意先、製薬企業、行政の方など幅広い職種の方々と接する機会があります。情報のやり取りや誤解を生まない話し方など、伝えたいことを正確に伝えられるコミュニケーション能力はとても大切です。
成功体験は、お得意先からの問い合わせに対応し感謝されたことです。お得意先からもMSからも、様々な問い合わせがあります。なかなか答えが見つからないこともありますが、相手が求めるものを提供できたとき、諦めず最後まで調べてよかったと思います。
失敗体験は、医療用麻薬の在庫管理が不充分なことがあったことです。そのせいで、通常在庫している商品が連休前に在庫不足になり、他支店まで取りに走らせてしまいました。医療用麻薬は他の商品に比べ、入荷するのに日数がかかります。それを考慮できていなかったことをとても反省し、その後の業務に活かしています。
薬剤師が働く場所は想像以上にたくさんあるので本当に悩むと思います。
どの職種においても、それぞれ良いところや大変なところがあると思うので、この職種しか見ない!と決めつけず、ぜひ様々な職種や職場を見て、みなさんが納得のいく就職先を見つけていただきたいと思います。
先輩社員の声
2014年入社 MS
2016年入社 支店管理薬剤師
2014年入社 医療関連スタッフ
2015年入社 MS
2018年入社 MS
2017年入社 支店商品係